コラム
〜 色々なテーマを語ります 〜   第12回


「英語を学ぶっことってどういう事?」 2007/4/16

イギリスの英語。
キングズ・イングリッシュ、クウィーンズ・イングリッシュとか呼ばれる事がありますね。
アメリカの英語。
CNNを始めとする普段我々が世界のニュースで目にするメディアはアメリカが席捲し、我々日本のTV番組も殆どがアメリカの発音、文化を運んできますね。
カナダの英語。
オーストラリアの英語。
ニュージーランドの英語。
他にも多々英語が第一言語である国がありますね。

英語は各国に広がり、それぞれが独自の英語を形成しました。
長い歴史の変遷をたどって今の英語になっています。
オーストラリアは可愛そうに「オーストラリア訛り」なんて巷ではいわれますね〜。
言わば同じ英語といえども人によっては「まるで違う言葉だ」という人もいます。
しかしルーツは一つであり、従って英語そのものの文化があります。
英語を学ぶという事は、特定の国の英語を学ぶという事ではなく、どこの国の英語にも共通する英語の発想・思考、文化を理解する事が極めて重要です。

私は「英語をご自身の趣味・目的」の達成の為に、ひとつのコミュニケーションの道具として楽しく使って頂きたいと思って4月よりSunny’s English Squareを開講しました。
私の思う英語文化の素晴らしい所、
それは「前向き」「積極的」「楽天的」な所ですね〜。

今思うと赤面する様な事をして居ました。
もうかれこれ15年も前。
初めてのオーストラリア出張で、現地の良く仕事をしてくれるオーストラリア人のスタッフとの打ち合わせで「何故 stationをスタイションって発音するの?」とか「todayはトゥダイじゃなくてトゥディだよ」と言っていた自分が恥ずかしい〜!

自分も世界を見ることが増え、「大英帝国」の脈々と繋がる歴史の重みも知りました。
1950年〜60年代に観た当時のアメリカを映すTV番組は凄まじく豊かでした。アメリカは「夢」の国でしたね〜当時は!
ですからTVで観るアメリカ人家庭に置かれている大きなソファー、大きな冷蔵庫、広々としたキッチン、絢爛豪華なレストラン、楽しそうなコーヒーショップ、美味しそうな大きなマグカップに入った“アメリカン・コーヒー”、全てが憧れの対象でしたね!
どういう訳か登場人物は何時も背広を着てネクタイを締め、女性は高そうなワンピースとかでしたね。
物、文化、言葉の全てが世界の最先端、流行、憧れだったんではないでしょうか。
当時、アメリカで話される米語はその憧れとそのメディアの力で世界を制覇しました。

しかし、今は冒頭で書いた通り「特定の国の英語」が他の国で話されている英語と比較して「より一層良かったり、正しい」訳ではなく、それぞれが個性を持った英語である、という発想に明らかに変わって来ています。

この様な歴史的転換期にいる我々です。
英語を学ぶという事は、英語の発想・思考、文化を理解する事です。
単におしゃべりが出来るようになるだけではありませんね。
英語を「ご自身の趣味・目的の達成」の為に、ひとつのコミュニケーションの道具として楽しく使えるようになろうではありませんか!


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